注文住宅を建てるために土地探しをするにあたっては、いくつかのポイントを押さえておくだけで失敗する確率を減らすことが可能です。いくつかあるポイントの中でも、必ず実践したいものの一つが土地に対して希望する条件をなるべく多く箇条書きにしてまとめておくということです。その上で、できれば上位5番目くらいまでを順位付けしておくとよいでしょう。そうすることによって、土地探しをしていて見つけた物件が自分の希望に合うかどうかがすぐに分かるようになるはずです。
わざわざ箇条書きにしなくても頭の中で整理しておけばよいのではと思われるかもしれませんが、様々な物件を見ているうちに希望条件が分からなくなるというケースは少なくないので、ぜひ実践するようにしてください。土地は高額な買い物ですので、事前に予算を明確にしたうえで、それに見合うものを選ぶようにしなければなりません。希望条件に当てはまる土地が見つかったからといって、予算オーバーの物件を購入してしまうと、後になって建物の建築費が足りなくなったり、完成後の家に住み始めてから住宅ローンの返済に追われて生活費を切り詰めなければならなくなってしまいかねません。そのような事態になってしまっては、せっかく苦労して注文住宅を建てた努力が水の泡ですので、くれぐれも土地を買う上では予算オーバーにならないように気を付けましょう。
なお、地価が高額である首都圏の場合を除き、注文住宅を建てる際の土地と建物の予算の割合は3対7から4対6が一般的となっています。