注文住宅ではコンセプトを決めて設計をすると統一感のある家づくりができます。コンセプトに合うような壁紙を選び、色や柄にも統一感を持たせて雰囲気づくりをしますが、注文住宅の壁紙選びではよく考えて選んだつもりでも失敗がつきものです。色々な候補の中からじっくりと考えて選んだはずなのに、実際に貼ってみるとイメージしていたものとは違ったと感じることがあります。デザインだけでなく、素材では簡単に傷がついてしまうために求めているようなものではなかったと気づくケースがあります。
柄で失敗してしまうのは、小さなサンプルだけを見て決めているからです。注文住宅で壁紙を選ぶ時にはたくさんのサンプルが手渡され、その中から選ぶように言われますが、小さすぎると壁に貼った時のイメージとはかけ離れてしまう恐れがあります。色の面積効果と言って面積が大きくなればなるほど明るい色は明るく見え、暗い色は暗く見えるという現象があり、サンプルではこのような現象から上手く仕上がりをイメージすることができません。想像よりも明るい色だったとか、暗い色に見えると感じてしまうのはこのためです。
柄ばかり見てしまって素材や機能性をチェックせずに選ぶことが多いのですが、破れやすくてすぐにボロボロになるような壁紙は避けなければなりませんので、触れたりその素材の特徴を調べたりして生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。特にペットを飼っていたり小さなお子様がいるご家庭では、傷のつきにくい素材が喜ばれます。